Tasmaniaの紹介

牧歌的自然美と荒々しい景観をもつ小さな州。オーストラリア大陸から離れて南東に浮かぶタスマニア州は、緑に囲まれた小さな島である。静かなたたずまいの湖と、それを囲む山々、遠くから聞こえる滝の音。ゆったりとした景色のなかを走るドライブは、どこか心を和ませてくれる。


海、川、湖に恵まれた環境にはサーモンやトラウトなど多くの魚が生息し、釣り人にとってはまさに天国の州。チーズ、ベリーフルーツ、リンゴ、ハチミツ、牛肉、ワインなどの産地としても高い評価を得ている。


犯罪者が流刑として送られた歴史を持つこの島には、その史跡が今なおあちこちに残され、重厚で美しい光景をつくりだしている。


ホバートから車で行くクレードルマウンテン・レイクセントクレア国立公園、遊覧飛行ツアーのあるサウス・ウエスト国立公園、急流ラフティングが楽しめるフランクリンゴードン・ワイルドリバーズ国立公園など、荒削りの自然と壮大な規模を知らしめてくれる国立公園も豊富だ。


世界遺産に登録されているのは、悠々たる原生地帯。自然本来の姿は、圧倒的な力を持つ。


タスマニア州にある大きな町は3つ。花や草木が町中の外観に色を添えているロンセストン。大型客船の拠点港となっているデボンポート。そして、オーストラリアで2番目に古い町の州都ホバート。歴史が培った芸術や人々の温かさであふれる都市である。


州花は、タスマニアン・ブルー・ガム。

北海道の80%の面積に47万人の人口という、オーストラリアの南に浮かぶタスマニア州は、ひとたび街をはなれると、人間よりも珍しい動物達に遇う確率が高いほど。
世界的に有名な、ニュージーランドのトラウトは、このタスマニアから運ばれてきた。


日本では、タスマニアでのトラウトフィッシングは、まださほど有名ではないが、いまだ本来のままの姿で残り続ける多くの湖や河川では、トラウトの天敵(アングラーも含む)の数が少ない事もあって、豊富なトラウトが生息している。


中でも芦ノ湖の10倍の面積を持つオーサーズレイクには、タスマニアで一番多くのアングラーが訪れるが、それでもその数は年間10,000人ほど。平均すると1日30人ほどのアングラーが湖にいるだけなので、プレッシャーの少なさも想像できるだろう。


もしタスマニアで釣りをすることがあれば、きっと忘れる事ができない経験ができ事だろう。

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